2015年10月8日木曜日

オーストラリアで仕事探し

前回、オーストラリアの就職事情をざっくり説明したわけだが、今回は自分がどういうところに就職したいかという話をします。



当初、私がカレッジ(大学入学するための学校)に入った際には、まだ独り身だったので自由に世界を駆け巡るような仕事をしたいと考えていました。

具体的には、卒業後、東大の院に入り直して外交官を目指すとか、在外公館派遣員(領事館の使いっ走りみたいなの)に応募して2,3年働くとか、国際機関への就職を目指すとか考えていました。



しかし、状況は一変し、そもそも国際関係には向いていないことが分かったり、個人的な事情で現地での就職にこだわりだしたのだ。




というのも、大学生活を重ねていく中で、全世界の利益に寄与するという信念が揺らいでしまったのだ。私という人間のスケールが全世界の人間に奉仕するというものからもっと身近で個人的な物事に着目するような人間にしかなれないのだと分かった。


ちょっと分かりづらいと思うので、噛み砕いて言うと、世界のことなんかイメージして働けない。もっと身の回りの出来事に注目して働きたい。そう思うようになってしまったのだ。


カレッジ入学時の本気で世界のために働こうという思いは霧散してしまった。





そんな訳で、今、私が就職に対して求めていることは、




  1. オーストラリアで就職できること
  2. 待遇面が良いこと
  3. 希望する職種であること


という三点だろうか。


この際、給与は二の次である。とは言えオーストラリアで就職できたならば、世界でトップクラスで給与の良いこの国には何も不満は抱かないだろう。


また待遇面に関しても、ほとんどの仕事は日本でいう定時前には解散されている。
その根拠はオーストラリアの店がほとんど夕方辺りには閉まっているということである。
とはいえ、これは職種次第なのでなんとも言えないが、重視していきたいポイントだ。


最後に希望する職種だが、正直、オーストラリアの外国人に対する厳しい就職事情を見るにあたり、選んでいる余裕はないのでは思ってしまうが、それでもあえて希望するなら、旅行業界、ゲーム業界、出版業界の辺りに努めてみたいと考えています。


一番、現実的なのは旅行業界かな?今後、東京五輪も控えているので日本人の需要も見込めるし、私自身、旅行に関しては一家言持ちである。


ゲーム、出版は私がゲーム好き、漫画好きであるところに起因しているが、正直、人気はあるし門戸は広くないので、難題だ。



以上が私が就職に求めていることだ。



ちなみに、上記の業界でオーストラリアにアクセスを持ちたいと考えている方がいたらぜひご一報を。


2015年10月6日火曜日

オーストラリアの就職事情

お久しぶりです。クボタです。

最近、ネット界隈では本名とハンドルネームの境目が曖昧になってきて、あちこちで色んな名前を使ってて訳が分かりません。




 そんな時代についていけない話はさておき、現在もオーストラリアの大学に在学中のクボタが今後どのように就職していくかを考察してみます。





 まず端的に現状を説明するなら、オーストラリアで就職するのは難しいような気がします。





 まずオーストラリアの就職率ですが、データによると2015年の就職率は65%で微増傾向。非就職率は6.2%で大して変わっていないそうです。



もう一つ見つけたデータだと日本の就職率は71%でオーストラリアは72%でした。上記との差異はデータの収集年の違いでしょうか。

ついでに、こちらによると大卒の就職率は96.7%です。




いずれにせよ、パッと見そこまで悪くない就職率にも見えるが、問題はオーストラリアで就労する際は永住権を持つもの以外は圧倒的に排除されているという点です。




ちょっとでもオーストラリアで就職を試みた人なら分かると思うが、ほぼ全ての仕事に対して永住権ビザを所持していることを求められるのだ。

これは学生ビザの私のみならず、ワーキングホリデービザの方々も大変苦労する点だろう。

理由は、永住権所持者以外の英語の不出来、短期のビザしか保有していないので長期的に働くことが難しいなどなど経営者の立場で考えれば積極的に取りに行きたくないのは当然であろう。




ちなみに、周りの日本人でオーストラリアに残って就職できている人を私は見たことがない。
ただどうも周りの日本人はあまり本気でオーストラリアで就職しようとしているようには見えず皆、日本での就職を希望しているようだ。




正直なところ、給与も待遇も良いにも関わらず日本での就職を希望する気持ちが私には分からない。客観的に言って日本で暮らす人に比べて英語が堪能な我々が現地に就職しなくて一体誰が就職するのだろうと思う。



それともチャレンジしたうえでやはりダメだという結論に達してしまったのだろうか。




いずれにせよ、これが私を取り巻くオーストラリアの就職事情である。
私は石にかじりついてでもオーストラリアに居たい理由があるので、決して諦めません。



とりあえず、今回はここまでです。次回は私自身がどうしていきたいのか書いていきます。